小さなジョイスティックを操作することで、電動車いすの移動が可能になることもあります。その際は、いろいろな筋肉の運動をあわせて操作をしていることに気がつきます。
トップ > 2009年09月02日
小さなジョイスティックを操作することで、電動車いすの移動が可能になることもあります。その際は、いろいろな筋肉の運動をあわせて操作をしていることに気がつきます。
電動車いすで移動するためには、操作する機器が必要です。標準では、ジョイスティックと呼ばれる装置が必要ですが、彼らの場合、そのために必要な左右と前後の2軸(XとY軸)の動きが得られるだけの運動がないために、操作ができません。
そこで、3つのスイッチを利用し、電動車いすの操作を可能にしています。
Augmented Reality(拡張現実:AR)というのを存じだろうか?
現実の世界と、仮想空間の融合のようだ。
アニメの世界では、攻殻機動隊や、電脳コイルなので、知られているが、現実でも医療現場や、自動車への技術移転が進んでいる。
さて、この技術を身近なところで味わえるのが、WEBカメラを利用した、『フェイストラッキング機能』。
最近のデジタルカメラでは、人の顔を認識して自動補正してくれる機能があるが、これの応用で、WEBカメラでは、人の顔を自動追尾してくれる機能がある。ファイル 601-2.mpg
この機能をさらに応用したものでは、画面のキャラクタの視線がこちらを向くというのもあるらしい。(Tech48:ちなみに、18禁の美少女ゲーム)
こちらは、WEBカメラを持っている人ならその機能を試せるサイト。
http://hex6.net/labs/facetracking/
いよいよ制御装置の作成です。写真では、フォトカプラという部品に配線をしています。制御装置は、DSから電源を引っ張ってこられないために、外部から電源を供給させます。そのために、DSと結ぶためには、電気的に別にしなくてはなりません。
さて、これまでのゲームボーイや、PSPなどの携帯型ゲーム機器とDSが違う点は、タッチパネルでゲームが操作ができる点にあります。
ボタン操作がすべてタッチパネルで操作できるゲームは、個々のゲームの仕様により異なりますが、電動車いすのジョイスティックや、標準型マウスが操作可能で、2軸(X-Y)の動きが可能であるなら、タッチパッド操作ができると思います。
現在考えている、障害者仕様というのは、このような2軸の動きが、難しい方を対象としています。