最近エアブラシを始めたゆっきーさん。
試行錯誤を重ねた結果、わりばっしゃーを使ってエアブラシを扱えるように工夫しました。
水彩絵の具で練習中の絵は花火をイメージしているらしいですよ。
エアブラシ用の絵の具があるみたいなので、細かい絵にも挑戦してみたいです。
最近エアブラシを始めたゆっきーさん。
試行錯誤を重ねた結果、わりばっしゃーを使ってエアブラシを扱えるように工夫しました。
水彩絵の具で練習中の絵は花火をイメージしているらしいですよ。
エアブラシ用の絵の具があるみたいなので、細かい絵にも挑戦してみたいです。
ただいま、作業療法では、実習の学生さんがきています。
作業療法士になるためには、必ず、長期実習といって、作業療法士さんが働いている病院で、7週から~9週間の実習をするんですねー。
自分たちが、どんな支援ができるのか?一からの勉強です!
今回は、一人一人の患者さんにあわせたスイッチの適合を学んでいます。
八雲病院では、熱を加えて、自由に加工できる熱可塑性素材を用いて装具のように、手にあわせてスイッチと取り付け、押しやすいように固定しています。
写真は、その手ほどきを受けているところです。
本日の最後は、シルビアさんの担当ケースである「タムタム」さんのスイッチ作り。
ベッドでのナースコール兼パソコン操作用のスイッチを新しいものに変えたいという要望です。
そこで、シルビアさんがスプリントスイッチに初挑戦です。(^_^)v
写真の緑色の物体はなにか。。。。
「昆布」or「わかめ」。。(-_-;)
いえいえ、緑色のビニールテープ。
変形が強い場合、こうして、ビニールテープで、立体の寸法をとることがあるのです。
『タムタム』さんは、病棟一番の汗っかき!!
そこで、なるべく、てのひらに触れないように工夫します。
文字通り、こちらが、手に合わせを握る緊張感のなか、スイッチ作りを行いました~。
ロックラインクーラントホースをつかって、こんなスイッチをつくってみました。
1.まずは、3.5ミリのモノラルプラグにコードをつけて、クーラントホースの中を通します。
2.そして、多少先端をヤスリで加工し、5ミリ角のキースイッチを無理矢理入れ込みます。
3.最後にビーズをとりつけて完成。
自由な位置に取り付けられて、かつわずかな力で使えます。
取り付けには、lionのクリップを使いました。
材料費概算
・クーラントホース:2000円弱
・コード:100円弱
・スイッチ:50円弱
・クランプ:200円弱
キースイッチ(タクトスイッチもしくは、メカキースイッチともよばれています)は、人が押すスイッチとして用いた場合、かたべりが起こりやすい。また、錆など。
故障かなと思ったら、コードの断線以外に、スイッチの交換も考えてみよう!
プレイステーションコントローラをお腹の上で操作する場合、手がふさがってしまいますよね。そこで、ポイントタッチスイッチ
あごの動きで外部スイッチとして利用できます。
Q.スペックスイッチはどうやってナースコールに繋げるのですか?
A:重度意思伝達装置に使われるような福祉機器のスイッチは、本来ナースコールなどの生命維持に関連する製品に利用することはできません。
握りボタンコールの形状は各社によってまちまちです。例えば株式会社 ケアコムナースコール接続は、2ピンと3ピンが使われています。それに対して、福祉機器で使用されるスイッチの多くが、3.5ミリのミニプラグのコネクタの形状のため、そのままでは接続はできません。
ひらけごまで紹介
接続の検討は、施設のナースコールシステムのメーカーとの相談になるかと思います。
「みずもしたたる。。。」とかといいますが、それが、汗だとちょっといただけませんよね。(^_^;)
自称「男の汗は勲章だ!」と語る『タムタム」さんは、大のあせかっき。油絵を持つ筆から汗がたらたらと。。
普段、パソコン操作に使っているスイッチも汗で壊れることも。
そこで、タオルのしたにスイッチをおいてみてはとのことで、PPSスイッチを試してみることに。
彼が常用している、ワンキーマウスや、車いす操作のスイッチでは問題なく利用できそうです。
ファイバースイッチを選択しました。
医療用テープで指に巻き付ける方法で対応していましたが、布団を掛けたりずれてしまうとのことで、熱可塑性素材に、写真のようなパーツを取り付けて可動できるように対応しました。
パシフィックサプライ株式会社から販売されている、PPSスイッチ(「 ピエゾニューマティックセンサースイッチ」)をご存じでしょうか?設置が容易で、多くの人に使ってもらえることをコンセプトに開発された商品です。
PPSスイッチの詳細
このPPSスイッチは、1ショット出力しかできないとされていましたが、実は裏技的な使い方ができるんですね。じわーっと、弱い力を変化し続けると、長押しもできる。
ということで、実験!
ワンキーマウスを使って、PPSで操作できるか試してみました!
見事操作可能!ちょっとしたコツがあったら使えそうなことがわかりました。でもやはり裏技は裏技。
誤操作が残ります。それでも、こういうことはさわった見なくてはわかりません。自分たちの使い勝手を紹介していくことも必要なのではと感じました。
通常スイッチの適合は、残存機能の評価から始まります。しかし、ただ動けばよい、動きの幅がよいところが一番とは限りません。顔よりも手がよいと、やはり道具を操作するのは手がよいと感じているかたも多いのです。
彼もそんな一人です。
彼は右手の親指がどうやら動かしやすいようです。しかし、親指と手掌面の間が狭く、押しボタン型のスイッチ(スペックスイッチやマイクロスイッチなど)が入りづらくうまくいきません。
そこで、センサー技術を利用した市販スイッチを使うことにしました。候補は次の3つ。
1.ポイントタッチスイッチ
2.ファイバースイッチ
3.PPSスイッチ
どのスイッチも軽い力で操作ができるのですが、どれも長所と短所があります。1と2のスイッチは、任意の位置に動かすことでスイッチに入る仕組みに対して、3のPPSスイッチは、変化量をみています。すまわち、設置が容易で、押しっぱなしにもなりにくい点が優れています。しかし、1ショット出力になるので、スイッチを長押しすることができません。
彼はワンキーマウスユーザーですので、スイッチの長押しが必要です。PPSスイッチを利用するには、制御装置の工夫をしなくてはなりません。
スイッチの適合では、そのあたりを考えていく必要があります。
その後
「どのスイッチがよいのだろうか?」
そんな悩みを抱えている人も多いのでは?
http://www.aacinstitute.org/で、SSPT(Single Switch Performance Test)
八雲のエジソンこと、よしゆきさんは、自分でも、ういんぐ工房
という、支援技術のHPを管理されています。自ら、2個のスイッチを使って電動車いすを巧みに操るユーザーです。
そんなよしゆきさん。普段はワンキーマウスを使っていますが、どうしても、ナースコール用の2個目のスイッチをもてません。
そこで、1個のスイッチでナースコールとパソコン操作のマウスを制御できる装置を作成しています。設計回路や、プログラムは自分で組み立てて半田付けは学生さんにお願いします。
さて、24時間人工呼吸器を使い、電動車いすをスイッチで操作するユーザーが、装置を自作してしまうなんて、あまり見かけませんよね。
そこで、そんな彼の長所が仕事に結びつかないか模索中です。
通常、スイッチの導入では、このような会話から進みます。
OT:「どうしたの?」
A :「ナースコールが押せなくなることがある。」
「寝てしまうと、手から離れることがある。スイッチを押す時に手から離れてしまう。」
OT:「どうしてみたいとかはありますか?」
A :「Bくんが持っているような、平らなスイッチがいいな」
OT:「体位交換ではどう向くことがあるの?」
A :「右向き」
OT:「例えば、スイッチは、リモコンのように置いておくタイプなのか?手に装着するタイプなのか?」
A :「今使っているリモコンにスイッチってつけられる?」
OT :「それだと、24時間リモコンをずーっともっているから、リモコン星人になっちゃうよー(笑)」
と、このような漫才!?を盛り込まれながら話は進みますが、身体機能を評価することはもちろん大切ですが、どのように使いづらいと感じているのか?またどのようなことを対象者が気にかけているかを知ることが必要です。
今回は、隣人がカスタネット上のスイッチを利用しているのを気にかけていたので左手で操作してみることにしました。
しかし、実際使ってみると、呼吸器にあわせて胸郭が上下してしま胸の上においてあるスイッチが間違って押してしまうことがわかりました。そこで、胸の動きに干渉しない工夫が必要です。現在きている学生さんが、このようなスイッチを考えていました。
側面にマイクロスイッチをとりつけて、小指で押す方法です。
さて、結果はいかに。。。
「スイッチが使えなくて困っている。」「どんなスイッチが私にあうの?」とお困りのかた。朗報ですよ!!
厚生労働省精神・神経疾患研究委託費 筋ジストロフィー患者のケアシステムに関する総合的研究 PT・OT共同研究連絡会による支援技術パンフレットが参考になります。
詳しくは、こちらを参照してください。
「筋ジス患者の使いやすいスイッチ・コントローラの工夫」 - ナースコール編 - -電動車いす操作編 -