本日のテーマは二つ。
・なぜ洗面器は丸いのか?
・なんで病院は白いのか?
さて、みなさんはどう考えますか?
本日の勉強会もまさに、この考えていくのか?から。
■洗面器はなぜ丸いのか?
・丸以外の洗面器を探す。実際の洗面場面を観察する。洗面器の歴史を調べるなどなど。
がでました。なかなか、研究者らしい視点がでてきました。
さて、実際に、洗面動作を観察してみると、意外な点に気づいたようで。。
あみ:「洗面器に水をくんでも、顔を洗うときって、手で水をすくっているから、洗面器を使わなくてもおんなじじゃん!(@_@)」
水道が無い時代は、井戸から水をくみ、ためておく必要があった。そこで、洗面器が必要だったってところなのかな?
そのほかにも、なぜ丸なのかは、木を組んで丸い形にする方がトンネルのように強度が得られるかもしれないよね。
物のデザインは、単に、カッコよさだけでなく、こうした工学的な必要性と、活動上の必然があるんだね。
■病院はなぜ白いのか?
・白いと気分がめいるし、汚れも目立つ。
OT:「実は、すでに解答のようなものがでているんだよ-!」
カラーコーディネートの色彩学の本をみながら、色についての心理的効果を勉強。色には、質量や時間や、暖かさなど、物理的な感覚の変化をもたらす効果があることを学びました。
また、病院の歴史から、ナイチンゲールは、衛生面に配慮することが死亡率を低下させることを統計学をつかった紹介したことが有名で、またゼンメルワイスは、手洗いの大切さを説いた人でした。
http://www.core33.net/corenews/diary.cgi?no=744
こんなところから、”なぜ白なのか?”は、汚れが目立つことによって、衛生的で、かつ、純粋さを示す目的がある。
工学・心理学・医療など、いろんな知識で、デザインを見抜く必要性を学びました。
ちなみに、一般の便器の高さを、身障者トイレの便器の高さがなぜ違うのかを、それぞれの高さで立ち上がり動作がどのように変わるのかを観察してもらいました。