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福祉機器ってなあに?第10回勉強会

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はやいもので、勉強会も10回目。今日は、すてきなゲストがおいでになりました。あおぞら気分でお馴染みの『のぶ』くんです。
skypeにて在宅からの参加です!
残念ながら、今回はサウンドonlyのみの参加でしたが、ステキな声は、しっかりと「私も参加しています」と主張した感じでした。

さて、今回は、高等部1年生の『たかくん』からの話題提供。今回も「コミュニケーション」をテーマにしました。
なんと、いきなり『ぼくはコミュニケーションが苦手です!』とカミングアウト。
そこで、急遽「誰が一番、コミュニケーションが苦手か?」自慢が始まりました。
+++を得意。---を不得意として、自分は++、+、0、-、--
と、自分の不得意度はどれくらいと競いました。

このような尺度は、すき・きらいでは、測れない、感覚を表現するのに役立ちます。

ちなみに、キング オブ コミュニケーション苦手に輝いたのは、『よしゆきくん』と『えとちゃん』でした。

みんながどんなところで、コミュニケーションが苦手と感じているかというと・・・
・何を話してよいかわからない
・苦手な話題だとどうしてよいかわからない
・間が持たない。怖いとなる。

でした。

マクドナルドなどのサービス業では、コミュニケーションの研修会があるようです。接遇だけではなく、自分自身が、コミュニケーションについての苦手感覚を克服するもののようです。

偏愛マップというのをご存じですか?
斎藤孝さんの「コミュニケーション力」という著書の中で紹介されています。
話題で盛り上がるのは、お互いに共通した話で、特に、好きなことが多いようです。私もよくよく考えてみると、困ったことや、何かしたいことがありますか?と聞かれるよりも、具体的で自分のわかることのほうが、どちらかというと喋りやすいですものね。

こうやって、好きなことを掘り下げることで、相手のこだわりを感じることができ、支援の一歩にもなるのです。

さあ、実際に雑談をしてもらいましたが、一堂、偏愛マップがないよりは、あった方が喋りやすいと元気になったようです!!

八雲高校学校祭に展示します!

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北海道八雲高等学校の第60回遊楽部祭が始まります!!

コレスペもちゃっかり参加させてもらいました。
テーマは!
『卒業後、あなたは、今何をしていますか?』
です。

学校を卒業後、当然のように進学や就労といった進路を思い描くと思いますが、その枠にあてはまらないとしたら・・・。皆さんならどうしますか?

国が定める基準では、週に20時間以上従事できることが労働の基準になっています。それ以外は、雇用という枠にはあてはまりません。
就労は、雇用と委任と請負いがあります。

コレスペでは、ワークシェアを基本とし、少ない時間でも、作業を分担して一つの仕事ができる、彼らならではの請負型就労の形を模索しています。
一つ一つの仕事が自分自身を成長させる課題となって、お金を得られてという喜びもありますが、それよりも、誰かとつながっていられる、役割を得られるといった点の比重が大きいようです。

卒業したら何をしよう・・。自分にどんなことができるのか?どんなことが好きなのか。。

そうした、自分に向き合いつつ、一緒に考えるコレスペです。

情報プロジェクト体験プログラム2008

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千歳科学技術大学
では、e-ラーニングを始めICTを駆使し率先した教育に力を入れている大学です。今回、情報プロジェクト体験プログラム2008があり、八雲養護学校の在校生も参加させてもらう予定です。

今回は、受け入れにあたり、どのような準備をしたらよいかとのことで、打ち合わせに来られていました。

なべちゃん&えとちゃん講義の感想をもらいました

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今日の話で、もっとも勉強になったことは何ですか?
・パソコンに目の悪い人のための機能がついていたこと。
・目が見えないから、周りがどうなっているのか、わからないから、何を気をつければいいのか、こわいことが多い。
・目がみえないと、こんなに怖いということがわかった。
今日の話で、特に面白かった内容は何ですか?
・視覚障害者になったと仮定してアイマスクをかけて体験したこと。
・音で導いてみたところ。
・パソコンで目の悪い人が使う機能が絵を描くときにも使われること。
卒業生の講習会はどうすればもっとよくなると思いますか。考えを書いてください。、
・棒かスティックを使って、周りを探りながら動いてみたかった。
・もう少し、声が大きくてもいいと思う。
・もう少し、ゆっくり話してもいいと思う。
・実際に体験できるというのはいいことだと思う。このまま続けて欲しい。
卒業生に一言!卒業生が行なった二回の講習会の感想を書いてください。
・二回も講習会をしてくれてありがとうございます。
・機会があれば講義をしてほしい。
・「卒業生が何をしているのか」と書いた、意見を使ってくれて、ありがとうございました。
・目の見えない人がどういうふうに歩いているのかの話がわかりやすくてよかったです。

福祉機器ってなあに?第9回勉強会

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今日の話題提供者は、高校一年生の『ゆうた』くんから。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」という任天堂のゲームのついての話題です。こんなにおもしろいよと、どんな技が出るのか、どんなしづらさがあるのかを紹介してくれました。

聞き上手に必要な視点を覚えていますか?
「笑顔」「目をみる」「あいづち」「うなずき」
と、『ゆうた』くんの話を聞いていた、みんなは、聞く姿勢になっていたのか?
いかがでした?

『ゆうた』の発表は、好きなんだという強い思いは伝わってくるのですが、ゲームの内容を知らない人にはイメージがつかめません。

そこで、「人にどうしたらわかりやすく、伝えることができるか?」今日はこの辺のことでディスカッションしました。

ポテトチップ会社の社長だったら、何を知りたいか?
当然、商品がおいしいのか?どう満足なのかを知りたい!という風になりますが、それをどうやって教えてもらえばいいのでしょう?
一つには、アンケートで、意見を募集する方法があります。
では、どんな項目を作りますか?

・価格
・量
・パッケージのデザイン(形・大きさ・色など)
・おいしさ
 :堅さ・味・etc

などがありますよね。この他にも実際のアンケートでは、企業が聞きたい内容が項目別に並べられていると思います。

でも、これって、企業側が聞きたい項目になっており、出てきた回答が、都合のよいように、解釈されることもあるのです。

アンケートの最後に、自由記述の項目がありますが、そこに現れた表現を、テキストマイニングという方法を用いて、顧客がどんなことに満足しているのかを聞き出す手法があります。
例えば、ブラジャーの装着感など、項目では表現しにくいことも、きつい・ここちよい・ぴったり・ごわごわなどといった、形容詞を整理していくことで、どんな傾向があるのかを調べたりします。

福祉用具を使う立場で、物事を分析するにしても、満足度を忘れてはいけませんね。

今回、気持ちだけの説明ではなく、項目を整理して伝えることで、人に伝わりやすい情報になることを学びました。

コレスペファッションショー

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さあ、どっちに一票?

THE LIFE の活動記録

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ライブ会場の調整中
 学校の場所を借りられないかと教頭先生と話した。

演奏仲間をGET!
ボイスパーカッションをやっている先生に会って、路上セッションした。
動画をみる

ライブのとき、セッションをしてもらたいとお願いしたYO!

青空号放浪記 file.001

コレスペハローワークFILE.02の『のぶさん』が、電動車いす日記を書いてくれました!(^_^)v
連載予定?ですので、今後ともよろしくです!

あおぞら号 漫遊記

この春のこと。僕は32年の人生で初めての電動車椅子を手に入れました。青いフレームの電動車椅子は、名づけて 「あおぞら号」。空にあこがれ、大好きなスピッツにもあやかった名前は、それだけで僕をわくわくさせる不思議な力を持っているようです。名は体をあらわす。あおぞら号は、自然の多いこの八雲という街で、大きな空を感じ、暖かい日差しの中、風に乗り、空を飛んでいるような日々を僕にもたらしてくれました。

歩くことが無くなってから気がつけば23年。自分で動くことに魅力を感じることもなくなっていましたが、それでも電動車椅子を作ろうと思ったのは、最近は僕も入院することが多くなってきたので、そういうときに入院生活の退屈を埋め、看護師さんの負担を減らすためにも、僕もそろそろ電動が必要になると考えたからです。ただそうは言っても最初のころは電動を作って、どの程度うまく動かせるのか、また車椅子が変わることで、パソコンの操作や車椅子の乗り降りなど、いままでに慣れてしまった、その生活の変化にうまく対応できるかどうかなど、いろいろと不安を感じていました。

しかし、そのような不安は関わってくれる人たちのたくさんの努力と、心のこもった作業の連続の中、車椅子が少しずつ出来あがるにつれて解消され、例えば、いくつかのベルトの強弱でハンモックのように背中を包み込み、背もたれを作る作業は見た目以上に重労働で、主に4人の先生と、はらっぱさん(製作業者)の努力の結果、完成した背もたれの気持ち良さに驚き、希望の光はそのあたりから大きくなっていったような気がします。操作に関してはて田中先生が僕の手にあわせて右手にふたつ、左手にひとつ作ってくれたスイッチはとても押しやすく、最初こそおっかなびっくりだった僕も、6キロ走行で風を感じた時には、こんなにもうまく動かせるものかと、とても興奮していました。これなら行ける!大丈夫!と自信を深めたその瞬間から、僕の心も大きく動き始めたような気がします。

それでも、まだまだ寒い気温のせいで、手がかじかむとすぐにボタンも押せなくなって、立ち往生していた最初のころ。あと百メートルで、家にたどり着けずに笑っていたことも、ならばと言って、病院に無事に到着することが最初の目標となり、寒さ対策を考えみんなでわいわいやっていた時間も、いざ出陣の運動会応援であっさりとその目標を達成し、いっきに家との往復にも成功したことも、そういうことに喜びを感じていた日々は、僕の人生のかけがえのない時間となっていたように思います。

いよいよ最初の散歩では、自衛隊の敷地から、少しかすみのかかった山並みを望み、緑の多い相生公園では、カッコウの声を頼りにその姿を探してみたり、細くて長い遊歩道にチャレンジすれば、木の根が持ち上げたアスファルトの段差に行く手を阻まれ、苦労してそれを乗り越えては喜び、リクライニングで太陽と向き合い目を閉じれば真っ赤に見えるまぶたの裏も楽しく、木漏れ日や木の葉のこすれる音、名も知らぬ鳥達のさえずり。そんな何でもないような事に心おどらせ、いつでもそこに存在していたはずの自然に今更ながら気がつき、その一部になれたような気にもなりました。
こいつがあればどこにでも行ける。自分で動ける喜びを知り、八雲の自然を改めて感じたとき、いつしかそんな気持ちになっていたのかもしれません。昔懐かしいミルクロードへと続く道にあい対して何か小さな緒戦をしたいと思い立った僕は、片道5キロのハーベスタという場所へ。この夏の目標をすぐに見つけたのでした。

それはともかく、6月の晴れた空はいつでも僕を誘っていて、父もそんなウズウズしている僕の気持ちを喜んでいるのか、しきりに誘ってくるので、それじゃ5分くらいと言いいながら、改めて外に出て、自分で動く喜びを知れば、やるべきこともすべて忘れて3時間も歩いてしまうのです。それは、まるで子供のころの探検ごっこのように、狭い路地でも舗装している限り、または少しくらいのテゴボコならば、どこに繋がっているのかを行って確かめてみたり、例えばパノラマパークの原っぱにある細くて曲がりくねった遊歩道を下ってみたり、例えば家の横にある砂利道にチャレンジしてみたり、ひとつひとつの出来事は自分のできることを確認して、自信を深める作業なのかもしれません。いまの僕はまるで子供のころにやるべき冒険を、再び子供に帰ってやり直している気分です。これでまた僕も大人になれるのでしょうか?

また、あおぞら号が走り始めた八雲という町は、僕が去年引っ越してきた町であるとともに、20年も昔に住んでいた懐かしい場所であり、それも歩けなくなったことが理由で僕は八雲を離れているので、この街には、幼稚園から小学校の三年生にかけて、まだまだ元気に歩いていたころの特別な思い出がたくさん詰まっているのです。歩けなくなって離れた街に、戻ってきてまた歩き始めるこの不思議。この街をあおぞら号で巡ることは、自分の足で歩いていたころに戻って、思い出を巻き戻す旅でもあるように思うのです。懐かしい場所を巡りながら、歩く距離が少しずつ伸びるにつれて、自分の中で自信のようなものが増していく心地良さ、歩けば当然懐かしい人と出会い、話せばまた楽しく、何かに誘ってもらえば、話もまた展開して世界はどんどん広がるのです。あおぞら号が八雲人としての僕を本当の意味で復活させてくれたように思います。

しあわせとは、きっと、人生に喜びを感じることであり、関わってくれる人たちの情熱や愛情、そして自らの努力と、希望や小さな挑戦の連続の中、獲得していく、一歩一歩の前進なのかもしれません。それは歩くことに似て、ゴールを目指せば苦しくなるけど、行けるとこまで行ってみるなら、こんなに楽しいことはなく、人生の節目にあおぞら号を手に入れた今の僕にとって、小さな前進の日々が大きな喜びとなっているのです。動くということは、人と出会い関わることであり、自然の風景や楽しい出来事を手に入れることだと思うのですが、動かない体の代わりに、心を動かすことでしあわせを感じていたいままでの自分。今度は、あおぞら号を動かして、人や風景に出会い、しあわせをかみ締めていきたいと感じています。あおぞら号は、まだ動いたばかり。間近にハーベスタへのチャレンジを控え、動き出した世界は、僕に何をもたらしてくれるでしょうか?ゴールの無い人生はまだまだ続くのです。最後になりましたが、あおぞら号に関わってくれている皆さんに、こころから感謝したいと思います。                    

(もしかしたらつづく)

THE LIFE ライブ決定!

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『とおる』改め、『THE LIFE』さんのライブ日程が決まりました。
日程:2008年7月30日(水)
  :14:00~
場所:後日決定
内容:曲に、詩を加え、生声でソウルを伝えます!
  :書き下ろしの作詞は3曲

『THE LIFE』は、函館のインディーズの方が名付けてくれたようです。『とおるのそうる』楽しみにしてください!

やすおの楽しい時間がはじまるよ!

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すてきな声が自慢の『やすお』くんです。
みんなに相撲の楽しさを伝えたい。ファンになって欲しいとの思いの持ち主なんです。

そんな『やすおくん』は、自慢のボイスを活かしてボイスブログを始めることにしました。
ぜひみてみてね!
http://koresupe33.dtdns.net/korecgi/sumou/diary.cgi

なべちゃん&えとちゃん講師その2

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今日は、「身近な障害を知ろう」をテーマに、視覚障害を持つかたの不便さと工夫点を学びました。
実習では、アイマスクをして、パートナーに廊下まで誘導してもらうというもの。
「怖かったけど、声をかけてもらうと動けた。目が見えなくても手探りでわかった。何か音があるとわかりやすい。」
などと、いろんな気づきがあったようです。
講義の後半は、卒業してから自分達が感じた『あたりまえの気づき』を後半に語っていましたよ。(*^_^*)

ますます、講義に磨きがかかった『なべちゃんとえとちゃん』次回は何を見せてくれるのかが今から楽しみです(^_^)v

動画をみる

第43回 NHK障害福祉賞に応募しませんか?

第43回「NHK障害福祉賞」では、障害福祉への関心や理解を広めるため、毎年、障害のある人自身の体験記録や障害児・者の教育・福祉の実践記録を募集しているようです。

募集部門は、「障害のあるご本人の部門」と「障害のある人とともに歩んでいる人の部門」の2部門で、文章による参加になっています。

募集期間は、平成20年6月1日から7月31日まで

福祉機器ってなあに?第8回勉強会

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今回のテーマは、コミュニケーション!
最近、急成長の「支援機器なら僕におまかせ『なべちゃん』からの提供です。
コミュニケーションは、簡単にいうと、「情報と気持ち」が伝わること。それには、言語的コミュニケーション(バーバル)と非言語的コミュニケーション(ノンバーバル)がありますとのこと。

ここで質問!
非言語的コミュニケーションってどんなのがある?

1.手話
2.表情
3.メール
4.ジェスチャー

この中では、手話とメールは、喋っていないけど、文字情報を扱うので、言語的コミュニケーションの分類だね。

では、ジェスチャーにはどんなものがある?

「・・・・・・」

みんな、沈黙になってしまいましたが。。(^_^;)
沈黙も、れっきとした「きもち」を伝えるコミュニケーション。

「沈黙や目をそらすことから、どんな感じがする?」
「話を聞きたくないだとか。つまらないとか・。」

そう、そんな感じがするよね。
そのように、自分が思っていないけど、相手が感じてしまうこともある。
例えば、ALSという、全身の筋肉が落ちてしまう病気の方では、笑いたくても、表情に表れないから誤解されてしまうことがあるようだよ。
みんな、拍手をしてみて
パチパチ(一人だけ拍手)
このように、拍手の多さで話が伝わっているか?面白かったのか?と感じられるんだけど、これだと、つまんなかったのかなって思っちゃうよね。

聞き上手になるにはどうしたらいい?
・人の顔をみる?
・うなづき
・あいづち
・わらい

この4点がまず大切だね。

福祉機器と、今回のコミュニケーション技術は、関係ないような感じもするかもしれませんが、一緒に福祉機器を開発するパートナーとしては、表現できることも立派な技術!

さて、今日から使えるコミュニケーション技術。
早速ホームルームで実践されていたようですよ!(^^)!

YO!

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DJトオルが、7月末にミニライブをやるようだze!
今は詩の作成に、毎日bottou中だ!
新機材も投入だぜ!
楽しみにしててkure!

特別講義 なべ&えと

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卒業生の『なべちゃん』と『えとくん』が、高等部1年生の『総合的な学習の時間』で支援技術をテーマに特別講義をしました。
第一回目の今日は、身の回りの支援技術を知ろうです。

パソコンのユーザー補助や、みんな使っている「ワンキーマウス」を実際に使いながら、決して選択肢は一つではないこと。いろんな方法があることを感じていたと思います。

講義2年目になる『なべちゃん』は、堂々としたもので、在校生に質問をしたり、少し講義がおしてしまい、時間が足りなくなっても「また来週講義がありますので、今日はここまでにしましょうと。。」進行に、余裕が感じられました。

一方の『えとくん』は、初めての経験で緊張の最高潮。
それでも、実技の際には、自分の役割をきちんとこなしていました。
いやー。ほんと、みんな成長してますな。(~o~)

以下は生徒からの感想です。
1.今日の話で、もっとも勉強になったことは何ですか?
 :支援機器がこんなに身の回りにあること。
 :支援技術がいろんな人に使われていること。
 :一つ何かするのでも、やり方によったり、使うものによって感  化してくる。
2.今日の話で、特に面白かった内容は何ですか?
 :いろんなマウスを使ってみれて良かった。
 :マウスにもいろんな種類があったこと。
 :パソコンのマウスでも色々な種類があるということ。
3.卒業生に聞きたいこと、教えてもらいたいことがあったら書いてください。
 :この授業をしている人の心境を知りたい。
 :卒業生がどんな支援機器を使っているのかを知りたい。
4.卒業生に一言。
 :他にどんな物に支援機器が使われているのか知りたい。
 :支援技術がどんなことに使われているか知れて良かったです。
 :とても役立つ話をしてくださってありがとうございます。

コレスペハローワーク fileNo.3

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「自分の中の引き出しを増やしていく事」
File:03 かなさん

・勉強をする意味とは?
 みなさんは勉強は好きでしょうか?「勉強が難しい」とか「勉強がつまらない」などの理由で、ほとんどの人が好きだと答える人はいないと思えます。ですが義務教育が中学校で修了しても、高校・大学・専門学校などと進学をするのが今では当たり前となっています。そんな勉強をする意味とはいったい何なんでしょうか?その理由は好きではない中でも、将来の職に就くためであったり、自分のスキルアップのために進学しているのだと思います。自分の興味のある科目を専攻し、少しでも「知ることは楽しい」と思えれば、勉強を好きになれるのではないのでしょうか?
 今回、「コレスペ・ハローワーク」第3回目は、入院生活をしながら日本福祉大学の通信教育部福祉経営学部に通う『かなさん』を紹介します。「勉強」とは何か?その思いを聞きました。

・今、どのような勉強をされていますか?
「福祉に関わるを勉強をしています。今年は、社会福祉学・精神リハビリテーション・社会保障論などの10科目を履修しています。」

・どのような方法で学習をされていますか?
「テキストを読んで勉強しています。わからない所はインターネットなどで調べて、学んでいます。年に4回、科目終了前にテストがあって、それを取れば単位が取得できます。また1度落ちても同じ科目は2回まで受けることができます。」

・以前、放送大学をしていたと聞きましたが、始めたキッカケを教えてください。
「放送大学を始めたのは24・5歳の頃です。高校を卒業してすぐは『もう勉強はしたくない』と思っていました。この頃は自治会の仕事が忙しかったので、自治会の方に力を入れてましたね。ですが自治会の仕事などがない時は、ほとんど時間を持て余すようになっていました。そのうちにもう1度勉強をしたくなったという事と、ちょうど24・5歳の頃ぐらいから周りの友だちが放送大学をやっていたという事があり、福祉や心理の勉強を始めることにしました。」

・放送大学から日本福祉大学へ切り替えた理由を教えてください。
「放送大学を始めてからもずっと『福祉の勉強をしたい』と思って、もっといい学校はないかと探し続けていました。その一つが日本福祉大学でした。日本福祉大学は、『福祉の専門』という事と、試験がインターネットでできるというのを知ったので、日本福祉大学に決めました。30単位くらいを放送大学で取っていたので2年生から編入し、現在は3年生です。」

・勉強をすることでの気持ちの違いや生活の変化はありますか?
「ハリができましたね。それに試験前には勉強したりと、生活にメリハリがつきました。あと気持ち的には『私がんばっている!』という感じがあります。」

・勉強を続けるモチベーションを教えてください。
「せっかくやるからには『卒業したい』というのが一番にありますね。それに卒業とともに資格も取得できるので、それもやる気につながっています。
 勉強をすることで、知りたい事や興味のある事を知ることが楽しくて、『もっと知りたい!』と思いますね。」

・勉強をしていて良かったこと何ですか?
「勉強することで、世の中の動きやニュースで話題になってる『自立支援法』や『介護保険』などを、知る機会が増えた事ですかね。」

・日本福祉大学を卒業した後はどのようにしていきたいですか?
「小さい頃から入院をしているのですが、自分と同じように入院をしている方の話を聞いていけるような仕事がしたいと漠然と思っています。ソーシャルワーカーなど。社会福祉士も考えたのですが、実習があるので現実的には、難しいかなと思います。」
 
・これから日本福祉大学など進学を目指している人へのメッセージをお願いします。
「インターネットで試験ができるので、体の負担は少なくすることできます。自分のペースで勉強することは楽ですが、それではモチベーションを保つのが難しいです。一緒にやっていく仲間とかがいたら、お互いに刺激になっていいのでは?と思いますね。みんなで高め合っていけたらいいですね。」

・編集後記
 今回は3回目にして初めて直接インタビューをさせていただきました。やはり緊張してしまい、前の日の夢にまで出てきました(笑)。今まではメールでのインタビューで、そちらの方も緊張したのですが、相手を直接見てインタビューをするので、全然違う雰囲気でした。「徹子の部屋」の黒柳徹子は凄いなーと改めて思いましたね。
 僕は勉強の持続性があまりある方ではないので、今回、『かなさん』に「勉強を続けるモチベーション」という事を一番聞きたい質問でした。卒業後の明確な目標や「知ることは楽しい」と思う姿勢が大切なんだということを教わることができました。いつか『かなさん』がソーシャルワーカーなどの仕事に就けるような気がします。またその時はインタビューをさせていただければ、嬉しいです。。
(おさむ)

チャレンジタイムその2

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高等部C組さんで、卒業生との交流授業がありました。今回は、『まことくん』。
いつも楽しい絵で、和ましてくれる彼ですが、授業となると、ちょっと緊張気味。。
でも、大丈夫!
彼の描く絵の力は、人を嬉しくする力を持っているのですから。。

今回は、事前に書いた『白雪姫』を題材に、先生方が声をあてて、お芝居風に。。

また、その場で『まことくん』に似顔絵を描いてもらっての「誰だろうクイズ」では、みんな、自分ではないかと、どきどきの時間でした(*^_^*)。

楽しい時間をありがとうございました。

福祉機器ってなあに?第7回勉強会

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早くも第7回目の開催です。今回から、高等部一年生の生徒も混じっての勉強会になりました。
今回は、『よしゆき』くんから、共用品についての話題提供です。
ユニバーサルデザインは聞き慣れた言葉になりましたが、同じような意味で『共用品』という言葉が、ユニバーサルデザインよりも前に日本で使われていたことをご存じですか?
共用品は、例えば、テレホンカードにある切り込みや、シャンプーのギザギザなど、ちょっとした工夫で困難さを抱える方に便利なように配慮された市販製品です。
共用品推進機構では、このほかにも、さまざまな共用品を紹介しています。
『よしゆきくん』が報告してくれたのは、このほか、オセロ極(きわみ)牛乳パックの切欠き
どれも、ちょっとした工夫がポイントです。
ちなみに、こんなものもありましたエコオセロ
この共用品の考えは古くは、江戸時代からあったようです。柏餅をうるお店では、あずきのあんこと味噌の二つの商品を区別するために、柏の葉の裏と表で別々に包んでいたようです。
知恵ってすごいですね。
そういえば、おにぎりを買ったときも、「あ!鮭が飛び出ていると勘違いしたことがありました。(*^_^*)

さて、今日の話題は、デザインの話になりました。
私たちの周りにあるすべてのものは、誰かの手によってデザインされていることをお気づきでした?
すなわち、誰かが何かの理由のために作ったものなんですね~。

そこで、今日のディスカッションは。。。
なんで、そんな形になっているの?クイズ

・最近のポカリスエットのペットボトルが、ぺこぺこなのは何故なのか?
・ジャージは、何を考えられてデザインされいるのか?
・スニーカーは、紐靴と何が違うのか?
・コルセットのデザインは、どんな意味があるのか?

それぞれを、みんなで考えました。

こうやって、想像していくことは、自分達の生活を変えていく力になります

よろこびの顔ぞくぞくと

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コレスペエコプロジェクト、エコバック企画も無事終了し、当選された方々から、よろこびのお便りがぞくぞくと届いていますよ~。(*^_^*)
http://koresupe33.dtdns.net/museum/project01.html

福祉機器ってなあに?第6回勉強会

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今日の担当は『えとくん』。エレキット ロボットアームを紹介してもらいました。

この勉強会では、プレゼンテーションの練習を兼ねていますので、インターネットからのコピーアンドペーストでの情報だけではいただけません。
・なぜ、この製品を紹介したいと思ったのか?
・製品の特徴と自分の生活との関連などを視点にしてみる必要があります。

さて、今回の勉強会では、つくばの産業総合研究所の梶谷さんが遊びに来てくれました(^_^)v電動義手の専門家です。

ロボットアームと義手は何が違うの?と質問に、
梶谷『そうですねー。電動義手は以前は、手を追求していたところがあるのですが、それでは形になりません。ロボットアームも、義手も同じで、道具として何をするかの用途を具体的にして研究していますよ』

みなさんなら、ロボットアームに何をさせたいですか?

・机の上のものをとる
・かゆいところをかく

ここで視点を変えてみてください。
机の上のものをとる方法は、
1.はじめから近くに寄せておく
2.まごの手をつかう
3.とってもらう
などが考えられますが、このように何か一つのことをするにしてもいろんな選択肢が考えられます。

ロボットアームで何でもできるという視点では、逆に何をしたらよいかわからない状態を作ってしまいます。
使ってみてから考える視点もありますが、工業用製品のロボットアームのように、用途を明確にし、機能を限定することで効率のよい効果をだしています。
そうそう、セコムのマイスプーンも、そういう優れた機器の一つですね。

あってもよいが、なくてもよい。
機器の開発では、コンセプトが大切なのです。