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障がい者の就労支援に向けた道民フォーラム

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去る2006年2月7日(水)札幌市教育文化会館大ホールにて、北海道保健福祉部福祉局障害者保健福祉課主催による「障がい者の就労支援に向けた道民フォーラム」が開催されました。当事者、福祉関係者、教育関係者、労働関係者、一般企業から約700人が集まり、「障がいがあっても働ける」「障がい者とともに働く地域社会づくり」について考えました。
 障害者雇用促進法では、一定規模の企業での障害者雇用が義務づけられていますが、なかなか雇用が進まない現状があります。雇用問題では、多くの問題が指摘されていますが、もしかすると、「なんだか、障害を持つ方とどう接してよいかわかならない。」そんなことから溝が始まっているのかもしれません。
 障害者を積極的に雇用している(株)アイワード社長さんが「はじめは一人の採用から始まった」「障がい者を雇用したことにより、従業員全体に安全性に対する意識やコミュニケーションが生まれ、企業価値が高まった」と話されていました。
”産むがやすし”
日本では障害を持つ方は優しく見守ることの意識があり、障害者が働くなんて!!と、どこか、私たちの世界と違うように隔てている空気があるような気がします。障害があっても働ける社会づくりをコレスペも応援します。
(元木特派員)

筋ジスマップ : 全国の筋ジストロフィー養護学校(航空写真)

こちらは航空写真。また雰囲気が違うでしょ?
■操作:左のコントローラで拡大・縮小が可能です。
    マークをクリックすると各学校WEBへジャンプします
    マウスの左ダブルクリック:拡大
        右ダブルクリック:広域

ようこそ先輩!!課外授業

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学校も冬休みに入っての2006年12月25日に、思わぬクリスマスプレゼントがありました。つくば市の独立行政法人 産業技術総合研究所次世代半導体研究センターに所属する梶谷先生は、筋電義手制御の研究を長年行われており、研究者の立場として、モノ作りの姿勢を学ぶことができました。参加したのは、現在、総合の授業時間で福祉機器開発に燃える高等部の学生。生徒からは、「考えが思いついた時ってどうやってメモをとっているんですか?」「テレビでみた福祉支援機器ってすごい感じがするけど、ちょっとおおげさな感じがする」など、日頃、疑問に思ったことを、率直に聞けることができました。
「モノつくりって、楽しいもの。研究者って意外と知らない。だからもっと、自分たちの視点を話してほしいと」お話をいただきました。

現場実習その2

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2006年12月12・14日の両日に、作業療法室で、高等部3年生による現場実習が行われました。3年生は、情報の授業で近郊にある伊達肢体不自由児者父母の会のWEB作成のお手伝いを行っており、今回は、WEB作成におけるコンテンツ作りのマーケティングの大切さを学びました。依頼者の方と電話で挨拶をし、「よいホームページをつくっていくので、これからよろしくお願いします。」と心をあらたにしていました。また、家族以外と電話したのは数年ぶりとTくんの話に一同驚きも。3年生の現場体験では、WEB作成実習を中心に、「コミュニケーションってなんだろう?」と支援技術に関わるうえで大切なことを学びました。「どうやって会話を引き出すのか?」「うまく話ができない人の気持ちや、逆に何を話しかけたらよいのか?」と、相手がある仕事であることを感じたようです。

ハーベスター・八雲に、絵が飾られました

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八雲町のハーベスター・八雲さまのご厚意で店内に、つとむくんの絵が飾られることになりました。今後とも、店内の雰囲気に似合う絵があれば置きたいとお話をいただきました。 ありがとうございます!!

第4回 支援技術基礎講座 「アフォーダンス」

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「あほのダンス!?」
”あほ”と聞くとウズウズする、I教諭はさておき、アフォーダンスという言葉をご存じですか?
James J,Gibson(1904-1979)が提唱したこの考えは、「環境が、その中で生きる動物に与えてくれる行為の機会」。いったい何のこと?と首をかしげる方もいると思いますが、皆さんが座っているその椅子も、椅子だから座れるのではなく、人によっては座れたり座れなかったりする。そこには、その人を支持するという固い面が存在する不変項がある。。。。詳細は他紙にゆずるとして、今回の勉強会では、私たち支援者が何を教育・支援をしているかを、環境への情報の探索と検知の側面から感じてみました。まずは、ダイナミックタッチ。何故、人は棒の長さを感じることができるのか?何故、人は、視覚情報に頼らなくても、物を知覚できるのか?など、普段、生徒が行っている動作を紐解くヒントを先生方と共有できました。

八雲町立図書館にコレスペ参上!?

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2006年12月5日から17日まで、八雲町立図書館にて八雲養護学校作品展が開かれました。授業中に制作した在校生の作品にまざり、コレスペちゃんも、お客さんにご挨拶しました。用意した200枚の名刺サイズの絵もすべて完売で、めでたく裸になって帰ってきました!! 八雲町のみなさま、今後ともごひいきに!!

現場実習の感想がとどきました!!

先日の現場実習を終えた高等部1・2年生の皆さんから感想が寄せられました。いろいろなことを感じていただいたのだと感激です!!その中でも、1個の入力スイッチでマウスを操作しているクラスの仲間のことを「すごいな!!」と感じるきっかけになったことが印象的でした。
感想文をもらいました

第3回 支援技術基礎講座 「スイッチを作ってみよう」

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2006年12月5日に、養護学校で3回目の支援技術基礎講座を開きました。今回のテーマは、前回のスイッチの講義で要望の多かった、実際にスイッチをどうやってつなげたらよいのかという要望に応えて制作実習となりました。参加された先生が、おのおのの繋げたい機器を持ち寄り、どのような工夫があるかを学びました。実際に、制作を進めることで、「そうか、こうしたら、ストップウォッチもつかえるんじゃないか?」など、生徒の実践に結びついたアイディアが次々と飛び出していました。余談ですが、次の日に、電動車いすの生徒が掃除機をブーーンブーーンとスイッチを使う光景をみてしまいました。。。先生ってすごい。。。

現場実習その1

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 2006年12月5・7日の両日に、作業療法室で、高等部1・2年生の現場実習が行われました。この取り組みは、卒業後の先輩達の活動をみることで、自分達の進路を具体的にイメージするためです。この二日間では、日頃自分たちが取り組んでいる、コンピューター活動が、どのように仕事になっていくかを体験できたようです。。
1日目
 ・ コレスペの説明    -- 仕事ってなんだと思う?
 ・ 支援機器の紹介    -- 市販スイッチの紹介
 ・ 支援機器操作の体験  -- ワンキーマウスで絵を描くのって意外と難しい。。。
 ・ 名刺作りの説明    -- 先輩の指導に興味津々 
 ・ 自分たちもコレスペコンテストに参加しよう!!  
      -- 好きなコンテストに自分たちも参加しました。
2日目
 ・ 名刺作りの挑戦     
 ・ 制作した名刺のコンペディション   

第2回支援技術基礎講座 「スイッチをさわってみよう」

2006年11月9日に第2回支援技術基礎講座が行われました。テーマはスイッチ適応です。スイッチに限った話ではありませんが、福祉機器の道具の適応では、「この道具を、生徒にどうやって使おう」と、道具が先行した考えが強く表れる傾向があります。今回は、前回の姿勢の延長線で、姿勢と道具の関係から、スイッチ適応を考えました。 
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 シラバスはこちら

福祉機器アンケート

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 高等部3A組の生徒が、総合の時間での福祉支援機器授業のいっかんで、作業療法室に福祉機器のアンケートをとりにこられました。ちょうど、作業をしている先輩方が大勢いたので、どのようなことがしづらいのかを、普段はこのような質問を面と向かっては話せないことを真剣な面持ちで耳を傾けて調査していました。

第1回支援技術基礎講座 「姿勢からはじめるコミュニケーション」 

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現在、養護学校の総合の時間は、福祉機器に関連した授業をすすめていますが、もっと支援技術を深めるために教員向けの支援技術基礎講座が開かれることになりました。2006年10月31日の第1回のテーマは、「姿勢」です。パソコンを使うといっても、机上のマウスやキーボードだけに目がいっていませんか?また、姿勢といえば、”どの車いすがよいのか?” ”どのクッションがよいのか?”という点に、こころを奪われていませんか?姿勢と活動は一心同体です!!今回は、バランスというのは、どういうものなのかを感じてもらうことから始めました。普段、接している肢体不自由の生徒の、緊張の強い姿勢が、原始反射だけによるものではなく、バランスの崩れと、活動からもたらされるものだと感じていただいたようです。

第28回学校祭「八養祭」

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2006年10月27日28日と八雲養護学校学校祭が開催されました。コレクトスペースSUNSUNも、前回の研究大会と同様、これすぺちゃんに参加してもらいました。今回の学校祭では、コレスペコンテストに依頼されたTシャツも気になるところなのですが、より注目したのが、1日目の総合の時間での中間発表!これは、現在福祉機器を題材にして授業で行われているものを年度末のまとめの発表にさきがけておこなわれたものでした。よくある学校祭のおちゃらけた雰囲気ではなく、自分たちの普段の生活と授業の結びつきが強く表現されており、楽しい発表でした。コレスペも応援します!!

珍事!コレスペガール参上

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 去る、夕暮れのOT室に黄色なる姿をした女性が2名。何事かと思いきや、わがコレクトスペースSUNSUN、初のコンテストで採用されたイラストのTシャツができたことをいち早く報告しにきてくれたのです!!それも、今はやりのコスプレで!!
早速、まこと・たけさんのところにもいき、仕事が形になったことをみてもらいました。 (元木先生ありがとう!!   佐藤先生。。。連れてこられた?)

第1回 コレスペコンテスト「えがお」受賞者決定!!

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 2006年10月13日、コレクトスペースSUNSUNの目玉企画、第1回コレスペコンテスト「えがお」の受賞者が決定しました。いろんな笑顔がある”まことさん”と、依頼者の思いをくみ取った”たけさん”です。早速、お礼の言葉とともに、賞金が配られました。(左の写真は、採用されたイラストともに、領収書と記念写真です。)

これすぺちゃん登場!!

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2006年9月28日に八雲養護学校で北海道病弱虚弱教育研究大会(八雲大会)が開催されました。ここぞと、わがコレクトスペースSUNSUNも、何かアピールができないかと考えたあげく、写真のようなコレスペ人形を作り、そこに名刺サイズのみんなの絵を貼り付け、参加された先生がたに自由にもっていってもらいました。はじめ、飾りなのかと、絵を剥ぐことに抵抗を感じていたようですが、そこは売り子たちのおかげで、好評に終わることが出来ました。(元木先生・中村先生 ありがとうござます!!)

WEB制作講座 課外授業

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 2006年8月の夏休みに、今年卒業した生徒を対象に、WEB制作講座が開かれました。担当教諭は視聴覚部長の山本先生。WEB制作ソフトの扱い方だけでなく、”人から好まれるWEBページとは?”を学びました。山本先生ありがとうございます!!

高齢者のシーティング

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座っている姿勢は、テーブルでの作業に影響しますが、どんな姿勢だと良いか考えたことがありますか?

 「きょうつけ~!」のかけ声にもあるように、背筋をピンと伸ばした形が、いわゆる良い姿勢と呼ばれていますが、実際にその姿勢を保ってみても、ものの数分が限度で、背中が痛くなってしまいます。いわゆる良い姿勢とは、背中の筋肉やお腹の筋肉を常に働かせているため、疲れるのです。ここで、注目すべきは、図にある骨盤の傾き!

今、皆さんはパソコンの前にどのような姿勢で座っていますか?

ここでふっと力を抜いてみると、左の図のように身体が丸くなるような感じがしませんか?または、画面に見入る時は胸やお腹が机につくのではないだろうか?この時は、右図のように骨盤が前傾しています。
このように姿勢の源は、骨盤から作られるようです。

高齢者の場合、身体の筋肉が衰えてくると、左の図のような形になりやすく、骨盤が後傾し、背中が丸くなりやすい。そのため、机にもたれた作業姿勢になっていることがしばしばみられます。

そこで、この骨盤から腰椎前彎のサポートをすることで劇的に、作業活動がしやすくなるのです。